一般社団法人アジア糖尿病学会 (以下、AASD) 学会賞は、アジアにおける糖尿病研究を推進する目的でアジアの糖尿病や関連代謝疾患の基礎ならびに臨床研究において、多大な貢献をした個人を顕彰する賞で、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は本賞を後援しています。2023年度のAASD学会賞は2022年11月15日~2023年2月28日の期間で募集され、2023年7月21日~23日に開催された第15回アジア糖尿病学会年次学術集会で、5名の受賞者が表彰されました。
2009年に創立されたAASD学会賞は、「Promoting Research for Better Diabetes Care in Asia」を目標に掲げ、糖尿病・内分泌代謝領域の研究や臨床診療の発展に貢献しています。
AASDの理事長である清野 裕 先生は今回の受賞者決定について以下のように述べています。
「AASD学会賞は、アジア地域におけるダイアベティス研究と治療の発展に大きく寄与した研究者や医療専門家を称えるために2013年に創設されました。多数の優れた候補者の中から厳正な審査を経て受賞者が選出され、最高の栄誉である『The
Yutaka Seino Distinguished Leadership Award』を含む5つの賞が授与されました。毎年選出される受賞者たちは、アジア地域におけるダイアベティスの研究や診療、ダイアベティスケアの質向上に大きく寄与されております。本年度受賞者もこれまでの貢献のみならず、今後のさらなる活躍が期待されます。」
また、同賞を支援するノボ ノルディスク ファーマに対しては、次のコメントをいただきました。「アジア圏は世界で最も多くのダイアベティス人口を抱えており、その数は今後も増加すると予測され、ダイアベティスに対する取り組みは非常に重要です。加えて、アジア型ダイアベティスは欧米とは異なる病態を示すことが理解され、アジアにおけるエビデンス蓄積が不可欠です。さらにアジア圏の国々は歴史、文化、生活習慣がさまざまでその国にあったケアの方法を確立することが重要です。このため、各国におけるリーダーの存在、育成の必要性から各賞の設立を行いました。アジア圏におけるダイアベティスリサーチ、ダイアベティスケアの発展と次世代の育成を目指すAASDの活動への深いご理解と継続的なご支援に、心より感謝します。」