2024年10月10~12日に、第57回日本小児内分泌学会学術集会が開催され、2024年度の藤枝賞を受賞された、慶應義塾大学 医学部 小児科 准教授 石井智弘 先生への授与式が挙行され、石井先生が受賞のメッセージを述べました。藤枝賞は、(1)国際的活動 (2)教育及び指導 (3)基礎または臨床研究のうち1つ以上の項目において数年以上にわたり多大な貢献をした者に贈られる日本小児内分泌学会の賞であり、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は本賞を支援しています。
「本学会の伝統ある藤枝賞を頂いたことは大変光栄に思っています。ご推薦ないしご承認いただいた先生方に感謝申し上げるとともに、賞の由来である藤枝憲二 先生のご功績に改めて敬意を表したいと思います。この受賞は、慶應義塾大学 小児科の先輩・後輩の先生方のみならず、共同研究や診療ガイドライン策定でご協力いただいた学会員の先生方のご支援なしにはなし得なかったと思います。改めて深く感謝申し上げます。小児内分泌を志ざす若手の先生方には、論文を発信し続け、挑戦を諦めず、共同研究を推進し、輝けるキャリアパスを目指していただきたいと願っています。」
などと、石井先生は受賞の喜びについて語られました。
また、石井先生へ今後の目標について伺うと、
「これまでの成果を基に、さらに小児内分泌疾患を持つ人に寄り添えるための臨床研究や基礎研究を積み重ねていき、小児内分泌疾患の早期診断と個別化された治療法の開発に取り組み、患者様とそのご家族の皆様の生活の質を向上させたいです。教育や啓発活動を通じて医療従事者や一般社会の理解を深め、小児内分泌疾患を持つ当事者の方々の権利やニーズを代弁していきたいと思っています。また、国際的な連携強化を意識し、小児内分泌疾患の研究と治療のグローバルな向上に貢献したいです。」
と、力強いお言葉を頂きました。
最後に、同賞を支援するノボ ノルディスク ファーマ株式会社に対し、「藤枝賞の活動は学問の進展にも寄与すると思います。長年に亘って本賞をご支援くださっているノボ ノルディスク ファーマ社に深く感謝いたします。」と激励いただきました。