ノボ ノルディスクは、持続可能なビジネス (サステナブルビジネス) を実現するために、私たち自身が持続可能な企業であることが重要だと考えます。

しかし、持続可能な企業とは何を意味するのでしょうか。それは誰もが制限なく自分らしさを発揮でき、成長できる、つまり、インクルーシブで多様な職場環境と文化醸成を実現することです。

私たちはダイバーシティとインクルージョンがノボ ノルディスクの価値を高めると信じています。ダイバーシティとインクルージョンはあらゆる考え方を可能にし、イノベーションを促進し、より的確で柔軟な意思決定とリスクマネジメントの強化につながるはずです。そして、これらは私たちのなすべき正しい道であると信じています。

私たちはすべての従業員が帰属意識を持った労働力を発揮できる機会を創出します。その一つとして、私たちはバランスのとれたジェンダーバランスを達成します。もちろん男女のカテゴリーに分類されることを望まない従業員がいることも認識し、性別にとらわれず許容します。

ジェンダーはダイバーシティの一つの側面に過ぎません。私たちは民族、人種、国籍、障害、性的指向などによる多様な考えを可能にし、従業員のあらゆる背景をダイバーシティと認識しています。

日本のノボ ノルディスクでも従業員のジェンダー、国籍、障害、性的指向等を問わず、働く機会が提供されています。その中のジェンダーにおいては、日本の全社員のうち女性の比率は2024年4月1日時点で32%(正規社員で32.12%、非正規社員では33.93%)です。

 

さらに、私たちは「持続可能な報酬 (サステナブルペイ) 」は持続可能な企業を目指す上で、重要な要素であると考え、公正かつ平等で、市場での競争力があり、長期的に継続できるような報酬制度・プラクティスの運用を行っています。毎年グローバルおよびローカルで定期的に全社員の報酬の状態を確認するだけでなく、マネジャーも常にチームの各種報酬データをダッシュボードで確認できる体制を整えています。例えば日本のノボ ノルディスクで働く女性従業員における男性従業員に対する賃金差異は、2023年末時点の全従業員において85.7%です (2019年末比+4.3%) 。


※賃金差異=男性の賃金に対する女性の賃金の割合= 全女性従業員の平均年間賃金/全男性従業員の平均年間賃金×100(%) (100%に近いほど性別による賃金差異がないことを意味)
※男女の賃金差異は2023年末時点で全労働者において85.7%、正社員では84.4%、パート有期社員では108.2%

 

また、ノボ ノルディスクでは性別を問わず、子供を持つ従業員の育児休業取得を推進しています。社員の大切なライフイベントに伴い、子供が生まれた女性従業員の多くが、さらには子供を持つ機会があった男性従業員の育児休業取得率も上昇しています。2023年の育児休業取得率は男性が43.6%(正規社員のみ)、女性が73.7%(正規社員で72.2%、非正規社員では100%)でした。

持続可能な企業としての歩みを止めることがないよう、誰もが制限なく働ける環境を目指して、制度、カルチャーの両面から進化を促進します。

女性活躍推進法における行動計画はこちらをご参照ください。